『黄昏と暁の間』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2025年10月26日(日) 14時開演
大府市 スタジオ・フォーレ
愛知県大府市森岡町1-193
地図: https://share.google/YLMXws1FZ5l55S1wA
全自由席 : 3,500円 (12歳以下無料)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
眠る頃に聞こえる歌、夜に聞こえる歌、
朝に聞こえる歌
赤ちゃんにも、大人に届けたい歌の演奏会
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
席のご予約は野村または吉田宛にメールでお願いいたします。(ご予約メールはそれぞれ、野村七海または吉田志門に届きます。返信を持ってご予約完了となります。チケット代金は当日受付にてお支払いいただきます。12歳以下の方のご入場は無料です。)
お問い合わせ・ご質問は野村まで
Artists
-
Nanami Nomura
-
Frieda Jolande Barck
-
Shimon Yoshida
Program
-
Der Mond kommt still gegangen:
Clara Schumann
月が静かにやってくる
その黄金の光とともに
やがてその優しい輝きの中で疲れた大地は眠りにつくそよぐ空には
いくつもの真心から生まれた、数えきれないほどの愛の想いが
眠る人々の上を漂うそして谷のふもとでは
愛する人の家の窓がきらめく
けれど私は闇のなかで
ただ静かに世界を見つめる。 -
Abendbild: Fanny Hensel
穏やかな夕方が野に降りそそぎ
自然はやさしく眠りにつく
その姿を ,黄昏の優しいヴェール’ が包み自然は微笑む、優しく
父の腕に抱かれた ,子供のような’ 微笑みで
,父’ はたくさんの愛で自然を包み、
その神々しいまなざしを注ぎ、
,息吹’ を彼女の顔にそっと吹きかける。 -
Die Nacht : Richard Strauss
森の中から ,夜’ が現れ
木々の間をそっと忍び寄り
周りを見渡し言う
気をつけて!
この世のすべての光を
すべての花を、
すべての色を
野から実りの穂を消し去る
夜は愛らしいものを奪い
川から銀の輝きを奪い
大聖堂の銅の屋根から黄金の輝きをも奪う
奪われた木々は立ち尽くす。
さぁ近くに来て、魂を寄せ合おう、わたしの愛する人
わたしは不安なのだ
夜が君すらも奪ってしまうのではないかと
-
Ständchen : Franz Schubert
密やかに夜の暗闇を通って君に届く歌
静かなこの森においでよ
私の愛する人
月の光の中に木の細い枝が静かにざわめき
僕らの敵が聞き耳を立てていても
恐れないで、私の愛する人
ナイチンゲールが鳴いているのが聞こえる?
彼女たちは君のために歌っているんだよ
甘い響きで僕のために鳴いてるんだ
ナイチンゲールは僕の胸の望みを
胸の痛みを知っているんだ
銀色の鳴き声でこの弱っている心を揺さぶるんだ
君と僕の心を揺さぶってよ
僕の愛する人、僕の歌を聞いてよ!
胸を振るわせながら君を待っているよ
僕を幸せにしておくれ!
-
Traum durch Dämmerung : Richard Strauss
黄昏の中の限りない荒野
太陽は沈み、星が動き出す
さあ、今こそ私はこの世で1番美しい女性の元へ行く
この広い荒野を、ジャスミン茂みの中深くを超えて
黄昏を通って愛の国へと
でも私は急がず、焦らず。
柔らかく、束になったリボンが私を導いてくれる
黄昏を通って愛の国へと
青く柔らかい光の中を
-
Night : Florence Price
夜はやって来る、香る青に包まれた聖母のように
薔薇のように赤い口そして、深く澄んだその瞳。
彼女は星々を灯し、そして下の方へと向かう。銀の光つまり、月のところへ
影でできた寝床に
夢見る子どもが横たわっている
それはつまり疲れ果てた ,昼間’ なのだ
-
Heimliche Aufforderung : Richard Strauss
さぁ、輝かしい盃を高々と口へ運び
喜びの宴で癒されるまで飲もう
彼女もその盃を掲げるとき、わたしを密やかに視線を向けてくれ
わたしも微笑み返し、静かに飲むんだ、彼女のように
そしてわたしの周りの酒に酔ったものたちを見渡して
でも、軽蔑するようには目を向けないで
いいや、ただその輝かしいワインで満たされた盃を掲げるだけでいい、
そして、その賑やかな夜宴の人々を幸せにしてくれ
-
Ständchen : Richard Strauss
夢に見ておくれ、わたしの可愛い子供よ。
あの花を運んでくる、天の夢を。
花が咲き輝き、あなたの母の歌で震えている天の夢を。
夢に見ておくれ、わたしの心配の蕾よ。
あの花が開いた日の夢を。
明るく咲き誇る朝に、小さな命が誕生した日の夢を。
夢に見ておくれ、わたしの愛の花よ。
あの静かで聖なる夜の夢を
彼の愛の花がこの世を天国にしてくれた夜の夢を。